■仮想通貨トラブルの実態が
2017年6月5日のNHK「ニュース・シブ5時」で放送されました。
ビットコインラボでもトラブルの実態を何回か紹介していますが、
NHKが放送するということは相当被害が出ていることが想像できます。
NHKが報道したのは、いわゆるセミナーでの投資勧誘で、
「上場前の今なら安く買える」といった未公開仮想通貨に関する内容でした。
しかし、現在も上場はしていないようです。
■ビットコインなどの仮想通貨は個人間で直接やり取りが
できる仕組みです。
取引する際は取引所を通じて行います。取引所で購入できず、
代理店やセミナーなどを通じて販売している仮想通貨は
詐欺と考えてほぼ間違いありません。
仮想通貨への投資が増える中、詐欺も横行していて社会問題に
なりつつあります。
※正しい知識を付けて判別できるようにしてください。
■仮想通貨詐欺に代理店が使われる理由はお金を集めやすい
からでしょう。
彼らは9割以上本当の話をします。
主にビットコインなど有名な仮想通貨の歴史などを話し、
数千倍・数万倍の価値にするには早めに入手する必要があるという
気にさせます。
そして最後につく嘘が代理店です。
1人から大金を集めることは少なく、
数万円〜10万円くらいを不特定多数から集めます。
お金を渡してしまったら最後、戻ってくることはありません。
■仮想通貨詐欺に引っかからないようにするためには、
正しい知識をつけるのはもちろんですが、
その場で判断せずに調べることが重要です。
業者や仮想通貨の名前がわかったら、まず検索してみましょう。
彼らは実際にあったニュースなどを引き合いに出し信頼を
得ようとしますが、
そうした話に惑わされず業者と仮想通貨の名前を聞き出すことが
重要です。
■代理店でなく購入を勧められた場合は
業者や仮想通貨の名前をきちんと確認して
調べるようにしてください。
その場で判断せずに、調べたり相談したりすることで詐欺は防げます。
国民生活センターによると仮想通貨詐欺に関する相談は
倍増しているようです。
いつそうした事態に遭遇するかわかりませんので、
十分に注意してください。
■業者に関しては改正資金決済法が施行され、
仮想通貨交換業を行うには登録が必要。
ただし、法律施行以前から仮想通貨交換業を行っていた場合は
半年間の猶予があるため登録業者はまだ公開されていませんが、
心配な場合は登録業者が公開されるまで購入するのを避けましょう。
登録業者は金融庁のホームページにて公開される予定です。
2017年10月以降に登録されている業者か調べてから
判断しても遅くはありません。
セミナーを通じて行うことはありませんので、セミナーでは
絶対に購入しないことが重要です。
■取引所の利用を徹底、セミナーや人任せの購入はしない
仮想通貨を購入する際は取引所の利用を徹底してください。
■セミナーや人任せの購入は詐欺だと考えるのが被害に
遭わないために重要。
上場前の仮想通貨購入詐欺は要注意ですが、
真っ当な仮想通貨もプレセール(ICO)と呼ばれる
資金調達を上場前に行うことが多いです。
ビットコインに次ぐ仮想通貨として有名な
イーサリアムもプレセールを経て上場。
プレセールの多くはクラウドファンディングを通じて行われ、
調達手段は日本円やドルなどの法定通貨ではなく
ビットコインであることが多い。
プレセールはある程度仮想通貨に関する知識が
高まった段階で検討してください。
プレセールとうたいWEB広告で誘導しているケースも見られます。
相当巧妙なケースもありますので、
少しでも怪しいと感じたら何もしないのが一番。
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